ちきりん氏の [ 未来の働き方を考えよう – 人生は二回、生きられる ] を読みました。
▲ イラストが何ともゆるめの表紙w
以下、感想とかメモ書きとかです。
〈序章〉“働き方本”ブームが示すモノ
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– 働き方や仕事に関する価値観を根本的に考えなおす時代が来た。
〈第一章〉現状維持の先にある未来
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### 家族の形が変わる
– 日本市場が縮小し、海外の新興国に進出する。よって、子供が海外で働いたりする。
### “イクメン”どころの騒ぎじゃない時代
– 共働きの両親がお互い違う場所に海外赴任すると、子育てなんて無理。
### 「家庭と仕事の両立」は男女共通の課題へ
– 妻が妊娠したため、男性が仕事を辞めて子育てに専念すると言ったケースが普通に起こってくる。
〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化
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### 産業革命に匹敵する社会の変化?
– 革新的な技術の登場で、働き方が大きく変わる。
### 革命と呼ばれる条件
– パワーを持つ層の交代が革命と呼ばれる。
### パワーシフトその1 大組織から個人へ by IT 革命
– 大企業が優位性を失い、個人と大企業のパワーバランスが逆転する。
– インターネットにより国境越えての商売が簡単になった。
– 大企業に務めるか、起業するかは個人が選べる。
### パワーシフトその2 先進国から新興国へ by グローバリゼーション
– 国家間の格差は縮小し、個人と個人の格差に置き換わる。
– 制度や考え方・賃金が世界で平準化される。
– ホワイトカラーの仕事も新興国へシフトする。
– 新興国の人口が増え、無視できない存在となる。
– インターネットにより、新興国に生まれても高度な教育を受けることができる。
### パワーシフトその3 ストックからフローへ by 人生の長期化
– 医療技術の革新的な進化によって寿命が延びるかも?
– 時代の変化により、ひとつの職業だけでは終わらなくなる。
– 加齢によって同じ仕事が続けられなくなる。
– 貯金よりも稼ぐ力が重要になってくる。
– 人脈に関しても、過去の資産ではなく、今後開拓していく力が重要。
– たまたま生き残った仲間で資産を分け合う。
〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち
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### 惜しげも無く大企業を辞める若者
– 大企業が提供してくれていた価値に陰りが見え始めた。
### 間欠泉的キャリアを選ぶ
– 医療分野など、需要のある職種だと、数ヶ月休んだあとで再就職する間欠泉的な働き方が可能。
### 海外で働く若者たち
– 高齢化と低成長の日本を脱出し、高度成長するアジアで働く若者が増えている。
### ミニマムに暮らすという選択
– 不動産と子供をあきらめて、ミニマムな暮らしを選ぶ人が出てくる。
### 「働くこと」の意味が変わる
– 「仕事=人生の土台」という世界観は既に崩壊している。
〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」
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### 40代で働き方を選びなおす
– 一生の間にふたつの異なる職業人生を選ぶ。
### ちきりんの選択&働き方を選びなおした人たち
– 前半の職業で得た知識を活かし、後半の職業人生で問題の解決にトライする。
### 就活は40代の方が巧くいく
– 40代になると、今後の予測が立てられ、人生の設計がしやすくなる。
〈第五章〉求められる発想の転換
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### 1. お金に関する発想の転換
– 寿命は予測できないので、老後に必要な貯蓄額も予測できない。
### 2. 寿命に関する発想の転換
– 今やりたいことを我慢してまで、老後の経済リスクに備える必要はない。
– やりたい事は若いうちにやっとけ。
〈終章〉 オリジナル人生を設計するために
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### ステップ1.手に入れたい人生を明確にしよう!
– 大事なのは食べていけるかではなく、本当に自分が楽しいと思えるか。
### ステップ2.複数の将来シナリオをもとう!
– 常に5つの将来シナリオを念頭において働き、次に行く道を考え続ける。
### ステップ3.市場で稼ぐ力をつけよう!
– インターネットの普及により、個人で稼ぐハードルが低くなってきた。
感想
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60歳まで生きるのと、100歳まで生きるのでは、当然、必要な貯金の額が違う。
と言うか、100歳まで生きるのを前提にして、老後に必要な資産を形成するなんて無理!
当たり前のことかもしれませんが、私は、この本で気づくことができました。
ありがとうございます!