[ Webridge Meeting SP13 ] マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座に参加しました〜。

2013 年 5 月 10 日 ( 金 ) 18:30 から、サンポートホール高松 64 会議室で行われた、[Webridge Meeting SP13 マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座](http://webridge-kagawa.com/meeting/sp/130510/) に参加しました。

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▲ 講師は、長谷川 恭久 ( could ) さまです。

写真撮影:鍋坂樹伸(サン・スタジオ)

覚え書き
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以下、覚え書きです。

### コンテンツ制作の現状

– イケアは、紙のカタログに広告費の 70% の予算を使っている。
– グルーポンは、100 人以上のライターを抱えている。
– コカコーラは、コンテンツ開発専門の部署がある。
– 半数以上の企業が、何らかのカスタムコンテンツを制作している。
– 消費者は、テレビや雑誌をみて買わなくなっている。
– なのに、日本の一般消費者は、日本の企業を信用していない。世界でワースト2位。

### 良いコンテンツの条件とは?

利用者のタスク達成を補助できる要素 → 利用者が必要としているもの

– 使えるか?
– 利用者中心か?
– 明確・分かりやすいか?
– 表記ゆれなどが無く、一貫性があるか?
– 簡潔かどうか?

### 企業が伝えたい情報と、利用者が知りたい情報がずれている。

– ほとんどのサイトは自己中心的。
– 自社製品の良い所だけを取り上げている。
– iPad の広告は、マルチタッチがどうこうではなくて、利用者のシーンを想定しているので良い。
– お客さんは、企業のコンセプトを知りたいわけでは無い。
– 企業は、まだまだアピールが優先している。
– 冗長なコンテンツ
– 利用者のニーズに応えていない。

### モバイル利用者の現状

– モバイルを優先的に使う86%
– そのうち、Facebook 利用者20%
– 良いコンテンツの条件に、フォーカスとソーシャルがプラスしないといけない。

### PC 用のコンテンツを、そのまま、モバイルに転用するのは無理がある

– 本文を自動的に抜粋して、概要文にしている。使えない。
– 手動で抜粋すればわかりやすいのに。
– かといって、各デバイスに最適化すると、コストばかりかかり、さらに売上が伸びない。
– 特定のデバイスに向けてデザインするのは難しくなっている

### 消費者はデバイスを使い分けたりしない

– コンテンツを見る時に、デバイスを選んだりしない。
– 31%は、パソコンがあっても、スマホでウェブを見る。
– たまたま、近くにあったデバイスを使っている。
– ディスプレイの多様化で、スマホ・タブレット・パソコンの差がなくなってきている。
– グーグルグラスとかも出てきている。

### 真のマルチデバイス対応

– 長期的なお客様、利用者への満足
– コンテンツを活かしたデザインを作るチャンス

### ワーク1

課題

– 長くなったタイトルを分かりやすく修正する。
– 紛らわしい送料表記を解決する。
– フィールドを増やすとしたら
– フォームタイプは? 文字数制限は?

うちのチームの回答

– 長い商品名 テキスト 100文字
– 短い商品名 テキスト 50文字
– 送料種別 ラジオボタン 送料無料・送料別・送料込み (画像でアイコンで)
– 型番 テキスト 20文字
– 製造元 テキスト 50文字
– カラー テキスト 10文字
– キャッチコピー テキスト 100文字
– ソーシャルメディア用のタイトル
– タイトルのプレビュー

このワークのまとめ

– デバイスに合わせて組み替えて表示する。
– ページという概念から離れる
– コアメッセージを生かす仕組みづくり
– 状況に応じて組み換えが自由
– 表現の幅が増える
– 企画の段階からコンテンツの事を考えてもらう。

### コンテンツの棚卸し

– コンテンツの品質チェック
– トラフィックが多いページの傾向と洗い出し

コンテンツ一覧表 ( コンテンツインベントリシート ) を作る

– エクセル
– グーグルドックス
– コンテントオーディッドプラグイン ( WordPress プラグイン )
– iGooMap ( Mac )
– グーグルアナリティクスの CSV 書き出しでやる?

### CMS でコンテンツを細分化する

– ウィジウィグは便利だが、パソコン用の情報の多いコンテンツを作ってしまう。
– フィールドに長文を入力してしまう
– コンテンツの細分化
– 最小の単位を定義する
– COPE ( Create Once, Publish Everywhere ) という手法を使う。

細分化の際に参考になるサイト

– schema.org
– Google ウェブマスターツールのリッチスニペット

### ワーク2

課題

– [ソニー](http://www.sony.jp/) のプレスリリースを細分化する。

うちのチームの回答

– 公開日
– 改定日
– 新製品 or 改訂品
– 商品カテゴリ
– タイトル(長い)
– タイトル(短い)
– 製品サムネイル
– 製品型番
– スペック・仕様
– イントロダクション
– 本文
– 特徴
– お問い合わせ先。部署名・住所・電話番号・受付時間
– 関連情報
– 色
– モデル

このワークのまとめ

– 同じプレスリリースでも、製品紹介と人事異動では細分化出来る項目が違いすぎるので注意。
– 細分化で困ったら、フリースペースの利用も検討する。

### コンテンツモデル

– ゴールに沿ったモデリングかどうか
– 運営するためのリソールがあるか
– メッセージを伝えるために十分かどうか

今後、CMS は API に近くなっていく。

– 再利用できるような設計を意識する。
– コンテンツは自由に組み合わせができる小さな塊

多デバイス時代に向けて、未来を見据えて設計する。

感想
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コンテンツの構造を理解・細分化して、多様化するデバイスに対応していくという手法が大変参考になりました。
第二部も参加予定なので、よろしくお願いします!

最後になりましたが、講師の長谷川さま、イベント関係者のみなさま、ありがとうございました!

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